そこに至福がある

自由に、自分らしく、平穏に生きるためのブログ。

一杯の水

交通事故に遭い、救急車で運ばれたことがあります。

そのまま入院という突然の出来事でした。

携帯電話も持っておらず、わずか200円の所持金が全て...

もう仕事などはどうでもよくなり、「降参...」という静かな諦めの境地になったのを思い出します。

この時、私は骨折しているため自分で動くことができませんでした。

トイレに行くにも介護員さんを呼び、車いすで連れて行ってもらう必要がありました。

喉も渇きましたが、自分で動くこともできません。

とはいえ200円という全財産でジュースを買う気にもならず。

そこで介護員さんに「すみません、水か何かいただけませんか?」とお願いしました。

突然の事故に遭い、救急車で運ばれ、診察を受け、入院ベッドへ担ぎ込まれ...「これから、どうなるのだろう」という不安の中、やっと目の前に置かれたコップ1杯の水。

たった200円しか持っていない正体不明の男に施された1杯の水。

「まあ、何はともあれ喉を潤そう」そう思ったかは忘れましたが、とにかく水を飲みました。

ああ、人間、水があれば生きられるんだな...なんて気持ちになりましたね。

お茶とかコーヒーとか贅沢は言わない...水よ、そなたは素晴らしい。